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事業内容:ソーシャル・インベストメント・パートナーズ / Social Investment Partners

基金による資金提供

基金の仕組み
運営スキーム
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  • SIPは2013年3月、社会的事業に対して資金および経営支援を提供する「日本ベンチャー・フィランソロピー基金 (JVPF)」を設立、当初資金規模1億円で運営を開始しました。
  • JVPFは公益財団法人日本財団に設置され、SIPと日本財団が共同して運営にあたります。
  • JVPFは国内初の本格的なベンチャー・フィランソロピー基金として、社会的事業を支援し、持続的に発展させることを目的としています。教育や若者の就労支援、育児や女性の活躍、地域コミュニティの発展という、次世代の育成を通じて日本の社会基盤の安定に貢献する分野に重点を置いています。
  • 支援先については、NPOや株式会社などの法人格を問わず、社会課題の解決力や波及効果、事業としての成長潜在力、経営体制などを精査し選定します。
  • 資金のみならず、ビジネスセクターの知見や経営管理のノウハウを中長期に提供する事によって持続的な成長をサポートします。
基金名: JVPF
日本ベンチャーフィランソロピー基金(JVPF)
基金の額: 296百万円(2017年3月末)
設立年: 2013年3月
運営: 公益財団法人日本財団
一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ
運営体制:
機関 機能 メンバー
Working Group
(随時開催)
案件発掘、支援メニューの検討、モニタリングなど現場レベルでの事業全般の運営と選定委員会への報告 SIP 代表理事 白石智哉
SIP 理事 伊藤健
SIP専務理事/事務局長 田淵良敬
日本財団 社会的投資推進室 室長 工藤七子
日本財団 社会的投資推進室 研究員 新田歌奈子
選定委員会
(原則四半期ごと
必要に応じて随時開催)
支援先の審議・検討、四半期の事業全般のモニタリング SIP 代表理事 白石智哉
SIP 理事 野宮博
SIP 理事 三尾徹
日本財団 常任理事 大野修一
日本財団 ソーシャルイノベーション本部
  ソーシャルイノベーションチーム
  上席チームリーダー 青柳光昌

基本戦略

1件あたり2,000-3,000万円の資金提供
  • 事業性によって助成・融資など最適な資金スキームを選択
  • 資金使途を限定せず、中期計画の達成に支援先をコミットさせる
案件を能動的に発掘・選別
  • 日本財団のデータベースとSIPのネットワークを母集団として支援先をスクリーニング
  • 複数回の面談・時に1年以上に及ぶ助走期間を経た絞り込み
中長期の経営支援
  • 支援先の経営陣に事業計画達成のコミットメントを求め、理事会等を通じてガバナンスを行う
  • 法務・アドボカシー・戦略コンサル・会計(プロボノ・パートナー)など専門組織と総合的な支援を行う
綿密な事業精査 (Due Diligence)
  • 事業領域の再確認、社会的インパクト・KPI*の定義を行い、事業計画を共同策定
  • 事業計画の蓋然性を高め、課題と支援策を明らかにする
  • 支援先も多大な時間を投資しなければならない
* "KPI" : Key Performance Indicators

SIPの支援対象セクター

次世代の育成を通じて、日本の社会基盤の安定に資するセクターに重点を置いています。

教育・若者の就労支援

経済格差の拡大に伴う教育機会の不平等
ひきこもり・ニートの増加
若年層の失業率上昇
ホームレスの若年齢化 など

育児・女性の活躍

少子高齢化
出生率の低下(未婚・晩婚・無産・晩産)
女性の就労の継続困難
核家族化による育児支援の変化 など

地域コミュニティ

地域コミュニティの弱体化
一次産業の衰退 など

SIPの支援先選定基準

5つの基準に基づき、支援先を能動的に発掘、厳選します(年間1〜3社程度)

測定可能な社会的インパクト

社会貢献が可視化・測定可能な事業モデルであること
社会的事業のアウトプット、アウトカムを特定
定量化されたアウトカムから社会的インパクトを可視化

事業の持続可能性

継続的に事業を運営する意思と、潜在的な運営能力がある

事業拡大の可能性(Scalability)

特定の地域や事業領域に留まらず、社会的課題の解決というミッションのため
事業を量的・質的に拡大する潜在力がある

経営陣のリーダーシップキャパシティ

明確なミッション・ビジョン・戦略をもち
組織を率いるリーダーシップがある

ミッションとビジョンの共有

SIPの支援先として、社会に対する問題意識や、ミッション・ビジョン、
活動のゴールとそこに到達するプロセスを共有できること

事業精査 (Due Diligence) のプロセス

精査項目 内容 目的
1


  1. 社会課題と当社の
    位置付け
  • 社会課題の背景、現状と今後
  • 行政の施策・方向性の確認
  • 業界マッピングと当社の位置
  • 行うべき事業領域の再確認
  • Scale-out Modelなど戦略策定の
    参考情報として
  1. 社会性分析
  • ロジックモデルによる社会的インパクトの
    整理
    • 受益者の特定
    • 受益者に対する成果 (Outcome)の整理
    • 最終的な社会的インパクトの整理
    • Input-Output-Outcome-Impactの関連性の整理
  • Value Chainの確認
  • SROI, KPI 客観的数値設定
  • 受益者ニーズと効果測定
    (顧客ロイヤルティ、プロダクト化など)
2


  1. 事業性・収益モデル
    分析
  • 事業内容・特徴の理解
  • 主要事業ごとの収益モデル化
  • 過去の収益状況の分析
  • 事業戦略策定の基礎知識として
  • 財務計画作成のモデルとして
  1. 事業戦略の策定
  • 目指すべき具体的な社会的インパクト
  • 中期(3-5年)戦略
    • 3-5年後のゴール・イメージ
    • 事業領域ごとの具体的数値目標
  • 対内・対外的な指針
  • 不足する経営資源の特定
  • 必要な外部支援(プロボノ、同業周辺との協業)の特定
  1. 事業計画の策定
  • 収益・財務計画(PL,BS,CF)
  • シナリオ分析(Base,Best,Worst)
  • 工程表
  • 資金調達計画
  • リスク管理
  1. 組織運営分析
  • 意思決定・業務分担・リスク管理の仕組み
  • 総務・会計・財務・人事等管理体制
  • あるべきガバナンス体制
  • 強化すべき組織・人材の特定
3


  1. SWOT分析
  • Strength, Weakness, Opportunity & Threat
  • 事業計画への反映
  1. ファイナンス・
    スキーム策定
  • 事業の特性や事業計画に適したテーラーメイドな支援スキーム
 
  1. 出口戦略と支援計画
  • 期限のある具体的な目標設定(KPI, Scale-out, etc.)
  • 事業計画に沿った時系列での支援計画
  • どのような状態になったら「手離れ」するか

支援プロセス

フェーズ 支援活動の内容
選定評価期間
(Entry)
支援先リサーチ

・選定基準に基づき、対象となる支援先に対してリサーチを行い、支援先候補群を選定

支援先候補の選定

・支援先の支援可能性調査を実施、一定の具体性を持つ支援策と、支援先の成長仮説をもとに、最終的な支援候補先を選出

・基金の助成委員会に対して、選出組織について助言

支援期間
(Add-Value)
戦略と目標の
策定

・支援可能性調査で得られた知見に基づき、支援先との戦略策定の協議を実施、詳細レベルでの事業計画、支援期間、それらに基づく支援プロジェクトを組成

・支援先と協議を行い、事業成果の指標と目標を設定

資金提供

・基金を通じて、事業目標を達成するための事業活動に必要な資金の供与

戦略実施支援

・SIPによる支援プロジェクトの実施に加え、必要に応じて、外部リソースの導入を行い、プロボノ・パートナー、協力ネットワーク等による支援を実施

定期的進捗評価

・進捗をモニタリングし、支援の継続の可否について協議、決定する

レポーティング

・合意した指標に基づく、レポーティングを行い、支援先へのフィードバックを実施

支援の終了
(Exit)
終了決定

・モニタリングのプロセスを通じて、(1)事業フェーズが支援開始時に合意した終了レベルに達した際、あるいは(2)支援先選出クライテリアを満たさなくなった場合には支援先との協議に基づき、支援の終了を決定

支援成果の評価と
フォローアップ

・必要に応じて、外部の資金的支援やネットワークへの紹介を行い、事業継続・拡大に対する支援を行う

・支援期間を通じての成果報告書を作成、基金と外部ステークホルダーへ報告する

ポートフォリオ(支援先)

団体名 分野 所在地 事業内容 支援開始日 支援金額 支援スキーム
  • 育児
  • 女性の活躍
  • 地域コミュニティ
千葉県
浦安市
発達障害を持つ未就学児
及びその保護者への支援
2016年
3月
3千万円 助成金
  • 育児
  • 女性の活躍
神奈川県
横浜市
育児者向け子育て支援
プラットフォームの提供
2015年
9月
3千万円
(マイルストーン)
転換社債
  • 教育
東京都
港区
主に社会人経験のある優秀な
人材を選抜・研修し、学校現場に
教師として派遣することにより、
子供たちの生きる力・学力の
向上をはかる
2015年
1月
3千万円
(マイルストーン)
助成金
  • 教育
  • 女性の活躍
  • 地域コミュニティ
東京都
港区
小学生向け放課後の
アフタースクールの運営
2013年
12月
2千万円 助成金